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そろばん塾 池田先生の徒然草


日々の徒然を短文でつづります
by ikeda-88
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お魚

 あなたは魚が好きだろうか。
 ボクは大人になってもかなりの時期まで魚が嫌いだった。
 子供のころから唯一食べていたのは「サバの塩焼き」くらい。
 サバの塩焼きはうまかったな。

 そうそう。高校生のころ近くに「イズミヤ」(イズミじゃない)
というスーパーがあって日曜日になるとよく出かけてた。そこで
細巻きを買うのが楽しみだった。魚が入ったのは買わなくて
「梅シソ」「鉄火」(あ、買ってた)「キューリ」などなどを。

 ある夏の時期、これで食あたりを起こしたことがある。
 冷蔵庫はなかったので部屋に置いておいたのが原因だと思う。
 しかし。忘れっぽい自分はそれにて食あたりを起こしたこと
など忘れて同じものを買っては食べてた。
 忘れっぽいのも利点はある。

 魚との出会いはこれくらいかな。
 大人になってもあまり魚は食べなかった。
 子供のころ骨をのどに突き立てては泣きながらご飯を飲み込んだ、
そんな記憶が脳裏をかすめるくらい。

 いつだったろう、お医者さんの本を読んだとき「魚の骨を食べると
カルシウムの補充になる」があり、あれからかなり自分の考えが
変わった気がする。「栄養のバランス」も考えるようになった。
 ただ、ボクの周囲はボクの好物が「完全に肉」だと思い込んでいて
「さー、肉だ、たくさん食べな」みたいな感じはあった。

 肉が好物ってわけじゃなく、料理のレパートリーというか食の
レパートリーが貧弱だった。今、それがよく分かる。
 いろんな料理屋さんに行くようになるとお魚もおいしい調理法だったり
鮮度に気をつかえばおいしかったりした。

 ボクの魚嫌いは思い込みの面も大きかった、と分かってきた。
 忘れる。これはとても大切なことだと思う。たまたま口にした
魚が「鮮度が落ちていたり」「調理法が悪かったり」することはある
だろう。それを忘れてもう一度口にすれば意外にうまいかもしれない。
 幅広い料理を食べたいと願うなら思い込みはこのさい捨てて改めて
口にする気分があっていいと思う。

by ikeda-88 | 2009-01-23 07:39
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