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そろばん塾 池田先生の徒然草


日々の徒然を短文でつづります
by ikeda-88
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再読

 前に読んだ本を再読した。意外に再読
というのは、ない。「これは感動した」と
思う本もなかなか次に手にする機会はやって
こない。
 たまにそんな機会もあるがどことなく間が
抜けていて妙な感覚を覚える。

 川村次郎さんという人の「学はあってもバカ
はバカ」なる本である。つい手にしたがまさか
再読了までいくとは思わなかった。
 それだけ自分に関心のあるテーマか、それだけ
文が洗練されているのか。どちらもか。

 楽しかったのは「首なし美人死体」のお話。
 首がないのになぜ美人なのか。新聞に載った
と言うんだからあきれると言うか、茶目っ気が
あると言うか。すべてのチェックを逃れて載った
ユーモアの極致か。あれこれ考えても楽しい。

 再読できる本はきわめて少ない。ずらりと本が
並ぶ本棚は過去の陳列棚か。かもしれない。

by ikeda-88 | 2006-06-05 08:41
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