人気ブログランキング | 話題のタグを見る

そろばん塾 池田先生の徒然草


日々の徒然を短文でつづります
by ikeda-88
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

狩猟

 「ボクは猟師になった」がおもしろい。千松という人が
書いた本だ。ひょっとして題名が違ってるかも。

 今の日本人のほぼ100%にとって「狩猟」という言葉は
まるで関係ない世界、浮世離れした世界なはずだ。
 著者はまだまるで若いのだがそんな浮世離れした世界に
暮らしていらっしゃる。ということになるな。

 「奥が深い」なる言葉がある。
 「その道を究めるのになかなかコツや時間がかかり、
やればやるほど新たな発見があったりする」ことを言う。

 「イノシシをワナで仕留めるには(ここに右足を置いて)、
(ここでジャンプして左足をつくだろう)など推察して
仕掛ける。それが当たったときは自分の考えの正しさが証明
された気がしてとてもうれしくなる」なんて記述は現代人の
ほぼ100%にとってまったく理解できない話だろう。

 「スズメを狩猟するときは近くにカラスを置き(置物)
おとりのスズメを放しておく」なども初めて聞く話だろう。

 著者は
 「ほとんどの人がイノシシの肉は生臭く、だからミソ仕立て
にしないと食べることができないと思い込んでいる。シカの肉も
同様できちんと処理すればこれほど滋味あふれる味わいのある
ものはない」と太鼓判を押している。

 まーここでほとんどを書いてしまっちゃー意味がない。
 上に書いたのはただの聞き書きでそれに対するきちんとした
内容は著書にゆずるとしよう。
 わりと軽い本だけどしっかり読めて知らなかった事実もたくさん
でてくる。買って読む価値は十二分にあると思うな。

by ikeda-88 | 2008-11-18 07:47
<< 梅酒 クエ >>