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先日、同席した人は「キノコが食べられない」と言う。
「これでも今は好き嫌いが少なくなりました。前は食べられるものを 挙げる方が早かった」らしい。そうかー。好き嫌いかー。 ボクはきっとバカな面があるに違いない。 初めてカキを食べたときのことだ。 カキどんぶりだったのだが、まず口中にカキの生臭さが広がり 「うわっ、これは嫌いだ」と思った。 きっとこういう経験をした人はそれからカキを口にすることはないだろう。 だが、ボクはこれらのことをあっさり忘れ、料理屋に行くと「いつもの」 とナマコと生ガキをセットで頼んでいた。 かなり経って「あ、オレ、カキ、嫌いだったんだ」と思い出すありさま。 ここのところの構造がボクをして好き嫌いを少なくさせている原因だろうと 思う。要するに覚えていないのだ。 この世では「覚えておく」「記憶しておくこと」が利点のように言われるが、 ボクは「忘れる技術」の方が利点は多いと考えている。嫌なことは早く忘れて しまうに限るのだ。 前にものすごく賢い人の話をラジオで聞いた。 なんでもその人は「めくった教科書を一度目にしただけですべて記憶して しまう」と言うのだ。だが、寝る前になると頭を休めるために、「消去」 するためにかなりの時間を要するそうだ。 まー言うならば利点の裏には必ず困った事態が用意されていると言うべき だろうか。そういうわけでボクは「忘れる才能」は抜群だ。 好き嫌いがないのも忘れてしまうからなのだ。
by ikeda-88
| 2007-11-28 07:19
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