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そろばん塾 池田先生の徒然草


日々の徒然を短文でつづります
by ikeda-88
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マイナス

 日曜日、マイナス196度の実験を見学した。
 科学センター主催の催しでいろいろな実験をやっていた。
 マイナス196度としてあったので興味しんしん。

 開演の時間を待つ。
 会場には「科学大好きな小中学生」と「これから好きに
なりそうなちびっこ」たちでいっぱいだった。
 基本的に人はこういう実験が好きなんだな。

 しかし。
 マイナスはマイナスでも196度というのは想像ができない。
 なにかがそこまで凍るって言うか、下がるっていうのが。
 ま、目の前にそのタンクを手にしてる方がいて、ガラスかなにかの
容器に移してる人がいるんだから、そうなんだろうけど。

 中身は液体窒素だったかなんだったか、水って0度で凍ってしまう
んだから違うよなー。
 容器に入れられるとグツグツとまるで沸騰してるようだ。

 「しばらくの間でしたら手を入れても大丈夫です」。
 うーーーん。あんな中に手を入れて大丈夫なのかー。

 小さな風船を入れるとすぐにしぼんでいく。取り出すと元に戻る。
 ビニール袋に酸素だけ入れて容器に入れると青白い液体が片隅に。
 酸素が液化したものだと言う。

 お約束のバラの投入。
 きれいな、柔らかいバラも容器にひたすとバリバリになってしまう。
 バナナも入れてやるとクギまで打てるほどの力強さに。

 しかし。やっぱり温度は上がっていくようで、途中で力の充実。
液体窒素の投入となる。

 テレビではおなじみの光景だがやはり現実を目の前にすると。
明治時代の人たちがその光景を見たらきっと奇術かなにかだと
思うだろう。科学の進歩にしたがって不可思議なことが当たり前
になっていくっていう、ことだな。

by ikeda-88 | 2008-11-13 07:19
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